恋愛ニート
夏休みが終わり、2学期が始まっても
まだわたしたちの熱はぬけなかった。
毎日メールしてたし、学校でもいちゃいちゃしてて
まわりにひやかされたりもしてたんだ。
ある日の朝、翔平からのメールで目覚めた。
(今日さ、俺んち親出張で一人なんだよね★
まゆ俺んちこいよ♪)
わたしは一瞬とまどった。
いろんな人から聞くいやな噂、
「まゆー気をつけなよ?翔平はヤって乗り換えるよーな
ことしてるって聞いたし~」
わたしはこんな噂信じられなかった。
...信じたくなかったんだ。
翔平にヘンメしなきゃ。
(うち今日暇だからおっけーだよ♪)
送信完了の文字が画面にでてきた。
大丈夫だよね?翔平は真由のこと好きだって
いってくれてるもんね?
わたしは翔平を信じることにした...
***
「ついたぞーーここおれんち♪」
「アパートなんだ♪しかも犬いる♥」
「おう★かまないから触ってみ?」
「かわいすぎーー♥翔平にはもったいないよ(笑)」
「...真由、俺もう我慢できない」
「...え?」
わたしはベッドに押したおされた。
「真由のこと幸せにするから、好きだよ」
そのときわたしの頭の中で友達の噂がよぎった。
「いやっ!!!」
気づくとわたしは翔平の手をふりほどいていた。
「...そうだよな、ごめん」
翔平は切ない表情をして言った。
そうだよね、わたしは翔平を信じなきゃいけないのに
噂なんか信じて、馬鹿だったんだ。
「いいよ?うちは信じるから」
「まじで?ありがとなっ真由♪お前ならそういってくれると思ってた♪」
大丈夫だよね?信じるよ。
そしてわたしたちはひとつになった。