忘れた恋の記憶。【完】

「あっでも」

「でも…?」

「一回だけしか見てないけど…手繋いでたな…」

月夜の下で顔もみないで
静かに手を握っていた前世をみたことが
あった

そんなことを思い出してると
冷たい感触が手に伝わった

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