ようこそ!マル質番外編
呼ばれた気がして振り返ると、そこにあの声の主が立っていた。
いつの間にか辺りの景色も変わっている。
そこは薄暗く広い空間で、あの色とりどりの焔たちが恨み言を吐きながら漂っているのだった。
一度は彼らと同調しかけた彼だったが、改めて見ると背筋がぞっとして、とても悲しい気持ちになった。
彼は紅い火の玉を追いかけて話しかけた。
なぜこんなことをするのか自分でも分からないけれど、いてもたってもいられなくなったのだった。
「なあ、なあおい!
何がそんなに苦しいんだ!?悲しいんだ!?
教えてくれよ!オレにできることなら力になってやるから!」
しかし紅い火の玉は恨み言を呟きながら漂うばかりで、彼の声は聞こえていないようだった。
深い脱力感と無力感を感じて、彼は立ち止る。
しかし次こそはと蒼い火の玉、翠の火の玉、次々追いかけては声をかけるが誰も返事をしてくれない。
とうとう彼は誰にともなく叫んだのだった。
いつの間にか辺りの景色も変わっている。
そこは薄暗く広い空間で、あの色とりどりの焔たちが恨み言を吐きながら漂っているのだった。
一度は彼らと同調しかけた彼だったが、改めて見ると背筋がぞっとして、とても悲しい気持ちになった。
彼は紅い火の玉を追いかけて話しかけた。
なぜこんなことをするのか自分でも分からないけれど、いてもたってもいられなくなったのだった。
「なあ、なあおい!
何がそんなに苦しいんだ!?悲しいんだ!?
教えてくれよ!オレにできることなら力になってやるから!」
しかし紅い火の玉は恨み言を呟きながら漂うばかりで、彼の声は聞こえていないようだった。
深い脱力感と無力感を感じて、彼は立ち止る。
しかし次こそはと蒼い火の玉、翠の火の玉、次々追いかけては声をかけるが誰も返事をしてくれない。
とうとう彼は誰にともなく叫んだのだった。