ようこそ!マル質番外編
そうなりたくないと強く思う反面、人間を許してはいけないという執念のようなものが自分の中でちりちりと燃え上がってくる。
相反する二つの思いが、彼をひどく困惑させていた。
『では白ネコ、お前にあの人間の行く末を見せてやろう』
あの人間という言葉を聞いて恐怖にびくり、と体が震える。
少女を助けた時にはあまりに必至だった為怖いとは感じなかったが、しかし・・・
『見るがいい・・・』
声の主が暗闇に手をかざすと、小さな空間に丸くなって怯える男の姿が映し出された。
「どうしてあんなところに?」
『どうしてって、お前があの小さな空間にあの人間を移動したからだ。』
空間操作。
それが彼に与えた力だと声は告げた。
『あとはお前が自分で技を増やしていくんだな。』
首を傾げる彼に、声の主は笑ったようだった。
相反する二つの思いが、彼をひどく困惑させていた。
『では白ネコ、お前にあの人間の行く末を見せてやろう』
あの人間という言葉を聞いて恐怖にびくり、と体が震える。
少女を助けた時にはあまりに必至だった為怖いとは感じなかったが、しかし・・・
『見るがいい・・・』
声の主が暗闇に手をかざすと、小さな空間に丸くなって怯える男の姿が映し出された。
「どうしてあんなところに?」
『どうしてって、お前があの小さな空間にあの人間を移動したからだ。』
空間操作。
それが彼に与えた力だと声は告げた。
『あとはお前が自分で技を増やしていくんだな。』
首を傾げる彼に、声の主は笑ったようだった。