ようこそ!マル質番外編
「よー、久しぶりやなぁ!」


青いレジャーシートに腰を下ろした途端、がしっ!と雛田が月夜の首に逞しい腕を回した。


「駆け付け一杯や!!


まずはぐいっと飲め!!」


そう言うと度数の高い焼酎を無理矢理月夜の口に流し込んだ。


「私は焼酎は・・・!


むぐむ・・ごふぅ!!!」


月夜は盛大に酒を吹き出した。


『ぎゃははは!!!』


それを見ていた他の連中は手を叩いて大爆笑だ。


そんな中、むせる月夜の後ろで白梅は所在無げにぽつんと座っていた。
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