ようこそ!マル質番外編
「おーよしよし!


やっぱりちび(猫)は可愛いにゃあ」


黒椿は白梅と黒猫をそれぞれ片手で抱き上げると、すりすり頬ずりしはじめた。


さっきはうっとうしかった頬ずりも、今の白梅には嬉しかった。


「その娘、にーちゃんの番人か☆?」


「いや、今相方を探してるところだ。」


「あたし、黒蜜。よろしくね?」


白梅は元気よく、挨拶したのだった。


「ヨロシクな☆!」


その時、ふと黒椿が遠くに視線を向けた。


「あのビーグル犬、なんか見たことあるな・・・」


白梅もそちらに顔を向けると、パルルのつん!と上を向いた尻尾が見えた。
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