ようこそ!マル質番外編
「あいつはご主人がいくら止めても、夢衣の甘い夢を買い続けた。
どんな夢だったのか僕は知らない。
でも・・・夢衣が夢を売るのを止めてくれていたら、廃人にならずに済んだのに。」
それから二人は黙り込んで、空を見ながら考え込んだ。
「なあ、そいつがもっと強かったら夢に溺れたりしなかったんじゃないか?」
ぽつりと言った白梅にパルルはため息を一つ、
「ニンゲンは弱いから。
ご主人様だってホントは分かってるはずなんだ。
でも、認めてしまうのは、悲しすぎるから。」
と呟いたのだった。
その時突然どんっ!と地面が揺れ、花見客のいる辺りで火の手が上がった。
どんな夢だったのか僕は知らない。
でも・・・夢衣が夢を売るのを止めてくれていたら、廃人にならずに済んだのに。」
それから二人は黙り込んで、空を見ながら考え込んだ。
「なあ、そいつがもっと強かったら夢に溺れたりしなかったんじゃないか?」
ぽつりと言った白梅にパルルはため息を一つ、
「ニンゲンは弱いから。
ご主人様だってホントは分かってるはずなんだ。
でも、認めてしまうのは、悲しすぎるから。」
と呟いたのだった。
その時突然どんっ!と地面が揺れ、花見客のいる辺りで火の手が上がった。