夕日塔の約束
☆揺れ動かす優しさ☆ 《Side -Yuho-》
A組とC組が共同でグラウンドを使う事になった、今日の体育の授業。
“日希のクラスと共同なんて……!”と、ずっと稚鶴と話し込んでたのに………っ!!
「えーーーっと……ハードルってどこだったっけ……?」
目の前には、ハードルを探して左右に頭を動かす、私の元カレの姿。
私は3m程離れて、ジャージの裾を握りしめて、突っ立っていた。
「アンタ…陸上部員だよね?ハードルの場所分からないってどういう事よ?」
「だってオレどちらかと言うと走り専門だから、あまりハードル使わないんだよ」
ああ………そうだった。
“日希のクラスと共同なんて……!”と、ずっと稚鶴と話し込んでたのに………っ!!
「えーーーっと……ハードルってどこだったっけ……?」
目の前には、ハードルを探して左右に頭を動かす、私の元カレの姿。
私は3m程離れて、ジャージの裾を握りしめて、突っ立っていた。
「アンタ…陸上部員だよね?ハードルの場所分からないってどういう事よ?」
「だってオレどちらかと言うと走り専門だから、あまりハードル使わないんだよ」
ああ………そうだった。