夕日塔の約束
ハードルを探していた日希がヒョイと隣にしゃがみ、ボールを戻すのを手伝い出した。
「なっ……アンタハードルは……」
「ハードルならあったよ。必要な分は引っ張り出したから大丈夫」
「だったら皆の所戻りなよ!ボール散らかしたのは私なんだし、片付けは私1人でやるから!!」
エイエイ日希の胸元を押すが、びくともしない。
それ所かその手を握られ、顔の温度が急激に上がった。
「ヤーダ。夕穂1人残して、さっさと戻れるかっつーの。いいから早く片付けて一緒に戻ろうぜ」
フッ…と柔らかく微笑む日希は、“善人”その物。
「なっ……アンタハードルは……」
「ハードルならあったよ。必要な分は引っ張り出したから大丈夫」
「だったら皆の所戻りなよ!ボール散らかしたのは私なんだし、片付けは私1人でやるから!!」
エイエイ日希の胸元を押すが、びくともしない。
それ所かその手を握られ、顔の温度が急激に上がった。
「ヤーダ。夕穂1人残して、さっさと戻れるかっつーの。いいから早く片付けて一緒に戻ろうぜ」
フッ…と柔らかく微笑む日希は、“善人”その物。