夕日塔の約束
直次に比べたら知識の無い頭を使い、どうしようか考える。


と、とにかく帰ろう!今すぐ帰ろう!!やっぱり本は家で読むべし!!


素早くベンチから立ち上がり、一旦身を隠した。


「ここ座ろっか?稚鶴」


えーーーー!?あそこに座られたら、オレ自転車とれないじゃん!!


「マジでどうしよ………自転車置いて帰るか?」


うん、そうするしかこの状況を回避する方法は思いつかないっ!


自転車は置いて帰ってまた来よう……夕穂と遠藤さんいつ帰るか分からないし、2人が帰るまで待ってるのは大変だ。


ゆっくりと、足を踏み出す。
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