夕日塔の約束
ヴ~~~ッと唸り、モヤモヤの理由について考える。


そこで1つ、分かった事があった。


「なーんか物足りないんだよ。いつもの日常なのに、何かが足りなくてスッキリしないんだ」


でもその『足りないもの』が分からなくて、更に眉間にシワが寄った私。


丁度その時、「遠藤」と稚鶴を呼ぶ声が扉からした。


「宮迫!?A組のアンタが、C組に何の用よっ!!」


C組に来たのがトップ争いのライバル・宮迫君と分かり、稚鶴が牙をむく。


だけれど稚鶴とは小学校からずーーっと一緒の宮迫君は、全く平気そうに私達の所にやって来た。
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