夕日塔の約束
なぜかその姿に極度に緊張して、心臓が大きく跳ねる。
「夕穂の話してんのかな?宮迫と下河君」
稚鶴も、不思議そうに首を傾げていた。
「言わないよ……言えるワケ無いだろうが」
俯いてた日希が顔を上げながら答えた。
ちょっと待ってよ………私に言えない事?
あの2人、何の話してるの……?
一気に速まった鼓動は元に戻らずに、ドキドキバクバクのまま。
稚鶴が「夕穂、行こう」と私の腕を掴んでも、動けない。
「だよな、言えないよなぁ。“あの子”から手紙が来た、なんて……」
「あの…子………?」
「夕穂の話してんのかな?宮迫と下河君」
稚鶴も、不思議そうに首を傾げていた。
「言わないよ……言えるワケ無いだろうが」
俯いてた日希が顔を上げながら答えた。
ちょっと待ってよ………私に言えない事?
あの2人、何の話してるの……?
一気に速まった鼓動は元に戻らずに、ドキドキバクバクのまま。
稚鶴が「夕穂、行こう」と私の腕を掴んでも、動けない。
「だよな、言えないよなぁ。“あの子”から手紙が来た、なんて……」
「あの…子………?」