夕日塔の約束
入ってもいいかと聞かれ、「いいよ」と言うと――――…もう1人、意外な人物が現れた。


「み、宮迫君っ!?」


「アンタなんで夕穂の家来てんのよ!てか家知ってたっけ?」


「………遠藤、オレお前と野々谷と小学校同じだから」


「本当に久し振りね宮迫君!カッコ良くなっちゃって~~~♪」


久し振りに宮迫君と会った母は、フフフと笑って部屋を出て行く。


私・稚鶴・宮迫君の3人だけの空間は、ヒドく気マズ~~~イ空気が流れていた。


「………」


「………」


「………」


ち、沈黙が痛いよぉおおぉおぉっ!!
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