夕日塔の約束
宮迫君の突然の質問の真意が分からなくて、口を半分開ける私。
稚鶴が私の服を引っ張って、どうにか意識が戻った。
「うん………思った。だって誰だって恋人と自分じゃ無い人とのキスシーン見たら、そう思うでしょう?」
眉間にシワを寄せながら、宮迫君に答えを返す。
傍に座ってた稚鶴も、「だよね……」と小さく呟いた。
「そっか…=“裏切られた”思ったワケだな?」
「へっ?だから宮迫君、何を――――…」
『言いたいの?』と言いかけて、言葉が途中で止まる。
なぜなら宮迫君が、スッゴく真剣な目で見返して来ていたから。
稚鶴が私の服を引っ張って、どうにか意識が戻った。
「うん………思った。だって誰だって恋人と自分じゃ無い人とのキスシーン見たら、そう思うでしょう?」
眉間にシワを寄せながら、宮迫君に答えを返す。
傍に座ってた稚鶴も、「だよね……」と小さく呟いた。
「そっか…=“裏切られた”思ったワケだな?」
「へっ?だから宮迫君、何を――――…」
『言いたいの?』と言いかけて、言葉が途中で止まる。
なぜなら宮迫君が、スッゴく真剣な目で見返して来ていたから。