夕日塔の約束
じっくりと眺めた彼は身長が伸びてて、1年前と比べると首の上げ率が高い。


多分177か8位あるんじゃないかなぁと変に推測してしまったが………コイツ、何て言った?


あり得ない事を、ボンッと言いやがったよね!?


「……冗談でしょう?ふざけないで頂けます?アナタ」


震え声で反応するけど、彼はフルフルと首を横に振った。


「オレの事嫌いなら嫌いでもいい。今すぐお前がOKしてくれるとは思ってないし………簡単に許して貰えるとも思ってない」


――――!!


後半部分を聞いた途端に、“あの時”の映像が目の前に広がった。
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