夕日塔の約束
教室の時とは違う、シュッと高い声音で、遠藤さんがオレを怒鳴った。
直次には年がら年中怒ってる遠藤さんがここまでオレに怒ったのは、1年5ヶ月前に高校に入学してから1回だけ。
『バカ!夕穂を泣かすなんて大バカよアンタなんか!!』
オレが、夕穂と別れた時だった――――…
「確かにそうかもしれない。もしかしたら半年や1年先になるかもしれない」
怒られっぱなしで胃が痛み出したが、しっかりと遠藤さんの顔を見て告げた。
「でも………また笑って貰いたいんだ。あの笑顔で」
つき合っていた、あの頃の様に…………な。
直次には年がら年中怒ってる遠藤さんがここまでオレに怒ったのは、1年5ヶ月前に高校に入学してから1回だけ。
『バカ!夕穂を泣かすなんて大バカよアンタなんか!!』
オレが、夕穂と別れた時だった――――…
「確かにそうかもしれない。もしかしたら半年や1年先になるかもしれない」
怒られっぱなしで胃が痛み出したが、しっかりと遠藤さんの顔を見て告げた。
「でも………また笑って貰いたいんだ。あの笑顔で」
つき合っていた、あの頃の様に…………な。