夕日塔の約束
暑い夏の日には快適な涼しいそよ風が吹く日。


カチリと時計の長針と短針が真っ直ぐになって、6時になる。


ゴーン…ゴーン……と鐘が鳴り響く中……私達は見つめ合った。


最後、6回目の鐘が鳴った瞬間――――…私と日希はキスをした。


唇を離した後、揃ってアワアワテレて………同時に笑い出す。


『夕穂、これからもよろしくな』


『うん!!』


この時、私はたった1週間後に“別れ”がやって来るなんて


想像すらしていなかった。






「夕穂ーーー!!早く起きなさーーーーい!!」


「ホワッ………!?」
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