闇夜のアゲハ蝶


「凪、本当なのか?」

「本当かどうかはわかんねぇ、だけどさっきから
心臓がバクバクいってうるせぇんだよ。」

カァーっと顔が赤く、熱く鳴っているのは自分でもわかる。

てゆうか、咲月、ニヤニヤしすぎなんだよッ!

「やっぱな・ぎ・さ・クン遅いはつk「まじか。凪。」

桐が咲月の声を遮った。

………。やっぱ恋、なんだろうか?わかんねぇ。

「悪いけど、俺も、蝶華に惚れた。」

俺を倒したやつはあいつが初めてだが、
桐を倒したのもあいつがはじめてだ。






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