初恋図鑑【完】


その後、種目決めは順調に決まっていった。


最終的に私がでることになったのは…


借り物競争
色別対抗リレー
クラス対抗リレー

の3競技。


50メートル走にも出てくれないかと頼まれたが…そこは丁重にお断りさせてもらった。


さすがに体力がもたない。



『じゃあ、みんな各自、ちゃんと自分が出る競技覚えといて。』



そう言って、五十嵐くんは、教壇をおりて、自分の席に腰をおろした。




…今日の放課後の練習どうしよう…。よりによって、五十嵐くんと一緒だなんて…。確かに今日は話かけてくれたけど…気まずすぎる…。



私は、机に突っ伏しながら頭を抱えた。


それに……無視されてたことに対しても、まだ吹っ切れていない。

さっきは、あまりそのことを考えないようにしてたから普通の態度がとれていただけなのだ。



どうしよう…。さっきみたいに…普通の態度とれるかな…。



私は、はぁ〜と、大きなため息をついた。




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