あなただけを愛したい
「俺が勘違いしてた……亜衣さん」



えっ……


てことは……


お姉ちゃんに会ったの?



「でも、……惚れた相手が中学生だったってことが、一番たまげた。俺あん時、22だったんだ。22の男が中学生に惚れるってどうよ」



と、先生は苦笑い。



「しかも同じ学校にいたの、まったく気付かなかったし」



これって……


あたし……


自惚れてもいいの――…?



「とりあえず、もう少し走ってもいいか?」


「はい」



あたしがそう言うと、また車は走り始めた。


どうしよう……


ずっとどきどきが止まらないよっ。
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