あなただけを愛したい
先生と挨拶するために……
なんて理由は、おかしすぎる。
「……なあ……」
「ん?」
「俺と、……付き合ってくんない?」
「えっ!?」
あまりにビックリしすぎて、椅子から落ちそうになった。
「そんなにビックリすること?中学ん時はよくコクられてたじゃん」
「……」
そうだけど……
でもまさか、こんな外見をしてるあたしにコクってくる人がいるなんて思わないから。
「まだ付き合ってんの?」
「えっ」
「久保と……」
久保……竜一(リュウイチ)。
中学の時の、……彼氏。
一年の終わりにコクられて、二年近く付き合ってた。
卒業を目前に別れた。
入学する高校が違ったせいか、それを理由にぶつかるようになり、いつの間にかすれ違うことが多くなった。
“好き”って気持ちだけで、ずっと一緒にいられるって……
そう思ってた。
なんて理由は、おかしすぎる。
「……なあ……」
「ん?」
「俺と、……付き合ってくんない?」
「えっ!?」
あまりにビックリしすぎて、椅子から落ちそうになった。
「そんなにビックリすること?中学ん時はよくコクられてたじゃん」
「……」
そうだけど……
でもまさか、こんな外見をしてるあたしにコクってくる人がいるなんて思わないから。
「まだ付き合ってんの?」
「えっ」
「久保と……」
久保……竜一(リュウイチ)。
中学の時の、……彼氏。
一年の終わりにコクられて、二年近く付き合ってた。
卒業を目前に別れた。
入学する高校が違ったせいか、それを理由にぶつかるようになり、いつの間にかすれ違うことが多くなった。
“好き”って気持ちだけで、ずっと一緒にいられるって……
そう思ってた。