あなただけを愛したい
だから、あの表情……愛しいものを見るような表情は、反則なんだって。
心臓がどきどきしすぎて、ちゃんと歩けているのかわからなくなってきた。
それでも視線は壇上へ。
「…――卒業おめでとう」
そう言われて、卒業証書を受け取った。
自分の席に戻って、座る。
頭の中は、この高校に入ってからの“先生”とのことばかり。
生徒に混ざって、無邪気に笑いながら水遊びをしてる“先生”に一目惚れした。
廊下ですれ違うたびに、胸がどきどきして……
すれ違ったあとは、必ず振り返って“先生”の背中を見つめた。
椎名先生に雑用を頼まれるたびに、数学準備室へ足を運べると胸が高鳴った。
でもそこに姿がなかった時は、ひどく落ち込んだんだ。
心臓がどきどきしすぎて、ちゃんと歩けているのかわからなくなってきた。
それでも視線は壇上へ。
「…――卒業おめでとう」
そう言われて、卒業証書を受け取った。
自分の席に戻って、座る。
頭の中は、この高校に入ってからの“先生”とのことばかり。
生徒に混ざって、無邪気に笑いながら水遊びをしてる“先生”に一目惚れした。
廊下ですれ違うたびに、胸がどきどきして……
すれ違ったあとは、必ず振り返って“先生”の背中を見つめた。
椎名先生に雑用を頼まれるたびに、数学準備室へ足を運べると胸が高鳴った。
でもそこに姿がなかった時は、ひどく落ち込んだんだ。