あなただけを愛したい
咥内に舌が侵入してきて、キスがだんだん激しくなる。


キスが深くなればなるほど、何も考えられなくなってきた。




ピンポーン……



「……」


「……」



唇を離して……



「誰か来たよ?」


「無視しときゃいいだろ」



えっ、いいの?


でも……



ピンポーンピンポーンピンポーン……



インターフォンが激しく鳴り始めた。



「うるせー!誰だよっ!」



航が溜め息を吐きながら、玄関へ向かった。


その間に乱れた呼吸と、胸の高鳴りを落ち着かせる。


ん?


なんか、玄関が騒がしい。



「おいっ、待てって!」



そんな航の声が聞こえてきたと思ったら……



ガチャッ…



と、リビングのドアが開いて、顔を覗かせたのは……



なっ!!


なにっ!?


えっ、何が起こったの!?
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