あなただけを愛したい
「もうここには来てくれねぇかと思った。つか、どうやってきた?」
航のアパートは意外に遠くて、車でも30分近くかかった。
「やっちゃんに送ってもらった」
「やっちゃんって、……お姉さんのフィアンセだったっけ?」
「うん」
「……柑那」
その声に航を見上げると……
航の顔が近づいてきて……
唇が重なった。
航は啄むような優しいキスをくれる。
「兄貴って、人前でこういうことするヤツだったっけ?」
「……っ!」
慌てて航の胸を押す。
蓮くんがいたんだった。
「おまえいたの、忘れてたわ」
「ひでぇー」
「あはは」
二人は楽しそうに笑い合ったあと……
「俺、ちょっと出てくるわ」
蓮くんはそう言って、アパートから出ていった。
航のアパートは意外に遠くて、車でも30分近くかかった。
「やっちゃんに送ってもらった」
「やっちゃんって、……お姉さんのフィアンセだったっけ?」
「うん」
「……柑那」
その声に航を見上げると……
航の顔が近づいてきて……
唇が重なった。
航は啄むような優しいキスをくれる。
「兄貴って、人前でこういうことするヤツだったっけ?」
「……っ!」
慌てて航の胸を押す。
蓮くんがいたんだった。
「おまえいたの、忘れてたわ」
「ひでぇー」
「あはは」
二人は楽しそうに笑い合ったあと……
「俺、ちょっと出てくるわ」
蓮くんはそう言って、アパートから出ていった。