あなただけを愛したい
同窓会
.
「ぜってぇに飲むなよ?」
「飲まないよ」
「合コンの時、飲んだじゃねぇか」
「あれは、騙されたんだもん」
「だから!今回も騙されるんじゃねぇぞ?」
「……」
同窓会へ行くために、航に送ってもらってるのはいいんだけど、ずっとこんな調子。
あの合コンの時に、たったコップ半分のアルコールで寝ちゃったから、かなり心配してるんだと思う。
心配してくれているのは、嬉しいんだけど……
「あっ、ここだ!」
同窓会が行われるお店の看板が見えた。
「帰り、電話しろよ?」
「うんっ!」
そう言って車から降りた。
と同時に、助手席側の窓が開いて
「柑那」
「ん?」
「ぜってぇに飲むなよ?」
「飲まないよ」
「合コンの時、飲んだじゃねぇか」
「あれは、騙されたんだもん」
「だから!今回も騙されるんじゃねぇぞ?」
「……」
同窓会へ行くために、航に送ってもらってるのはいいんだけど、ずっとこんな調子。
あの合コンの時に、たったコップ半分のアルコールで寝ちゃったから、かなり心配してるんだと思う。
心配してくれているのは、嬉しいんだけど……
「あっ、ここだ!」
同窓会が行われるお店の看板が見えた。
「帰り、電話しろよ?」
「うんっ!」
そう言って車から降りた。
と同時に、助手席側の窓が開いて
「柑那」
「ん?」