あなただけを愛したい
「ち、ちがうよ。航が顔を覗き込むから恥ずかしくなっただけじゃん」
って、……バラしちゃったよ。
「はは、そっか」
航はあたしの言葉に満足したのか、いつものように頭をそーっと撫でてくれた。
「あたし、お邪魔?」
いつの間にか二人の世界に入っていたらしく、咲季の存在を完全に忘れてた。
「わっ、咲季!ごめん!」
「ふふ、いいよ。柑那、紹介してよ」
「うん」
こうやって、航のことを彼氏って紹介できるなんて……
夢みたい。
「さっきは何も聞けなかったから、柑那の彼氏に会えてよかった」
「だよね、あたしも咲季にいっぱい聞いてもらいたいことがあったのに」
「竜一くんのせいだね」
うんうん。
全くその通りだと、あたしも大きく頷く。
って、……バラしちゃったよ。
「はは、そっか」
航はあたしの言葉に満足したのか、いつものように頭をそーっと撫でてくれた。
「あたし、お邪魔?」
いつの間にか二人の世界に入っていたらしく、咲季の存在を完全に忘れてた。
「わっ、咲季!ごめん!」
「ふふ、いいよ。柑那、紹介してよ」
「うん」
こうやって、航のことを彼氏って紹介できるなんて……
夢みたい。
「さっきは何も聞けなかったから、柑那の彼氏に会えてよかった」
「だよね、あたしも咲季にいっぱい聞いてもらいたいことがあったのに」
「竜一くんのせいだね」
うんうん。
全くその通りだと、あたしも大きく頷く。