あなただけを愛したい
.


「…んな…かんな…」


「…ん…」



重い瞼をあける。


えっ…


ここって、航のアパート。



「あたし、いつの間にか寝ちゃったんだ」


「はは、かなり熟睡してたぞ」



テーマパークの帰り道、運転してる航の横で寝ちゃったらしい。


てか、いつまで起きてたんだっけ?


うーん、ほとんど覚えてない。


てことは……


相当寝た?



「ごめんね」


「いや、可愛い寝顔が見れたからいいよ」


「えっ!?」



は、はずかしいっ……


両手で頬を押さえる。



「あはは、とりあえず部屋に入るか?」


「うん」



車から降りて部屋へ向かった。
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