あなただけを愛したい
「何で?先生も柑那のことを凄く好きだったじゃん。大切にしてくれそうだったじゃん」
うん、確かに、好きでいてくれてるし、大切にされてるって感じる。
でも――
「航に、子供がいたのっ……」
「えっ!?」
さらに見開いたお姉ちゃんの目。
もともと大きな目だから、今にも目玉が飛び出しちゃいそう。
「航は、知らなかったみたいだけど」
ほんとに航の子供なら、子供のために一緒にいるべき。
そしたらあたしは――…
また、涙がぽろぽろと溢れてきた。
「柑那、……あたし、掛ける言葉が見つからない。ごめんね、力になってあげたいのに」
大きく首を横に振る。
あたし、お姉ちゃんのこういうところが好き。
気休めの言葉を掛けるんじゃなくて、ちゃんと正直な気持ちを言ってくれるところ。
うん、確かに、好きでいてくれてるし、大切にされてるって感じる。
でも――
「航に、子供がいたのっ……」
「えっ!?」
さらに見開いたお姉ちゃんの目。
もともと大きな目だから、今にも目玉が飛び出しちゃいそう。
「航は、知らなかったみたいだけど」
ほんとに航の子供なら、子供のために一緒にいるべき。
そしたらあたしは――…
また、涙がぽろぽろと溢れてきた。
「柑那、……あたし、掛ける言葉が見つからない。ごめんね、力になってあげたいのに」
大きく首を横に振る。
あたし、お姉ちゃんのこういうところが好き。
気休めの言葉を掛けるんじゃなくて、ちゃんと正直な気持ちを言ってくれるところ。