あなただけを愛したい
どれだけそうしていたのか……
やっと涙が止まって、お姉ちゃんから離れた。
「ごめんね……デートだったのにね」
そんなことわかっていて着いてきたくせに、いまさら邪魔したことに罪悪感が出てきた。
一人でいたくなかっただけで、この二人を巻き込んでしまって……
「やっぱりあたし、今日は帰るよ。やっちゃん、あとで送って?」
そう言ってやっちゃんを見上げたけれど、今日初めてやっちゃんの顔をちゃんと見た気がする。
「……柑那、今日は泊まっていけよ。おまえ、一人でいない方がいい」
ほら、やっぱり……
やっちゃんならそう言うと思ってた。
だってやっちゃんは……
あたしのお兄ちゃんなんだもん。
やっと涙が止まって、お姉ちゃんから離れた。
「ごめんね……デートだったのにね」
そんなことわかっていて着いてきたくせに、いまさら邪魔したことに罪悪感が出てきた。
一人でいたくなかっただけで、この二人を巻き込んでしまって……
「やっぱりあたし、今日は帰るよ。やっちゃん、あとで送って?」
そう言ってやっちゃんを見上げたけれど、今日初めてやっちゃんの顔をちゃんと見た気がする。
「……柑那、今日は泊まっていけよ。おまえ、一人でいない方がいい」
ほら、やっぱり……
やっちゃんならそう言うと思ってた。
だってやっちゃんは……
あたしのお兄ちゃんなんだもん。