あなただけを愛したい
これが三年前ならなぁ。
そしたら、あたしは竜一と付き合ってた。
高校で航と出会っても、好きにはならなかったかもしれない。
想いが通じ合うこともなかった。
こうやって、茜さんが出てきても……
あたしには関係ない話だった。
「竜一って、タイミング悪いよね」
「はぁ?どういう意味だよ?」
竜一は眉間に皺を寄せながら、あたしの顔を覗き込んでくる。
「ふふ、いつか、昇格できるかもね」
「マジッ!?」
こういう風に、感情がすべて顔に出ちゃうとこも、好きだったんだよなぁ。
竜一と過ごす時間が増えて、あの頃の、竜一のことを好きだった頃の、気持ちが、少しずつよみがえってくる。
ほんとに好きだったんだもん。
これからまたゆっくりと、竜一のことを見ていってもいいのかもしれない。
そしたら、あたしは竜一と付き合ってた。
高校で航と出会っても、好きにはならなかったかもしれない。
想いが通じ合うこともなかった。
こうやって、茜さんが出てきても……
あたしには関係ない話だった。
「竜一って、タイミング悪いよね」
「はぁ?どういう意味だよ?」
竜一は眉間に皺を寄せながら、あたしの顔を覗き込んでくる。
「ふふ、いつか、昇格できるかもね」
「マジッ!?」
こういう風に、感情がすべて顔に出ちゃうとこも、好きだったんだよなぁ。
竜一と過ごす時間が増えて、あの頃の、竜一のことを好きだった頃の、気持ちが、少しずつよみがえってくる。
ほんとに好きだったんだもん。
これからまたゆっくりと、竜一のことを見ていってもいいのかもしれない。