あなただけを愛したい
完敗
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あれからずっと、蓮くんの言葉だけが頭の中を駆け巡っている。
『兄貴のことを、待っててくれないかな?』
『二人の想いが一緒なんだから、それは我儘とは言わない』
ほんとに待っててもいいの?
航もあたしと同じ気持ちなの?
自分からよかれと思って別れを告げたくせに、ずっと未練ばかりが残っていて……
今のあたしには後悔しかなかった。
だから、蓮くんから聞いた言葉がすべて夢のようで、もしかしたらこの夢から覚めちゃうのかもしれないって、思ったりもする。
でも――
これって、現実なんだよね?
あたし、待っててもいいんだよね?
航のことを好きでいてもいいんだよね?
そう思うと、胸があったかくなる。
頬が緩んでくる。
あれからずっと、蓮くんの言葉だけが頭の中を駆け巡っている。
『兄貴のことを、待っててくれないかな?』
『二人の想いが一緒なんだから、それは我儘とは言わない』
ほんとに待っててもいいの?
航もあたしと同じ気持ちなの?
自分からよかれと思って別れを告げたくせに、ずっと未練ばかりが残っていて……
今のあたしには後悔しかなかった。
だから、蓮くんから聞いた言葉がすべて夢のようで、もしかしたらこの夢から覚めちゃうのかもしれないって、思ったりもする。
でも――
これって、現実なんだよね?
あたし、待っててもいいんだよね?
航のことを好きでいてもいいんだよね?
そう思うと、胸があったかくなる。
頬が緩んでくる。