あなただけを愛したい
航と結ばれて、心も身体も通じ合えたんだって、そう思っていた矢先――…







茜さんが航の子を生んだって、そう訴えてきた時は……





心臓が握りつぶされたように痛くなった。








しばらく離れて、へこたれそうになったけれど……







それでもやっぱり……





あたしには航しかいないって……





航との未来しか考えられないって……







だから、航のことをどれだけでも待つって心に決めたんだ――…
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