あなただけを愛したい
首を傾げていると



「あんまりしゃがまない方がいいぞ」



先生はそう言ったけれど……


しゃがむって……


さっき……



「……っ!」



この言葉の意味がわかって、かぁぁっと顔が熱くなった。



「しっ、しつれいしましたっ!」



そう言いながら頭を下げて、慌ててドアを閉めた。


見られた……


確か今日はピンクだったはず。


初めて挨拶以外の言葉を交わしたのに……


パンツ見られるとか……


ありえない。


もう!恥ずかしすぎるっ!


ドアを閉める瞬間に見えた水島先生……


笑いを堪えていた。


せっかく話せたのに……


こんな恥ずかしい状況って、ないよ。

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