愛★ヴォイス
他人を寝室に入らせることなど想定の外の外。
酔って記憶をなくした私は、いったい何を彼に口走ったのだろう。
それを思うと彼に返信など出来なかった。
“そんなに俺の声が聴きたいですか?”
ずっとずっと欲しかった彼の声の音声データが、世界で唯一、私の携帯に入っている。
(貴方の声が聴きたくてたまらないよ……でも)
ぎゅっと目を閉じると、ぼろぼろと涙がこぼれた。
(貴方は私のこと、どう思ってるの……?)
声にも言葉にも出来ない気持ちを押し流したくて、涙を流し続けた。
酔って記憶をなくした私は、いったい何を彼に口走ったのだろう。
それを思うと彼に返信など出来なかった。
“そんなに俺の声が聴きたいですか?”
ずっとずっと欲しかった彼の声の音声データが、世界で唯一、私の携帯に入っている。
(貴方の声が聴きたくてたまらないよ……でも)
ぎゅっと目を閉じると、ぼろぼろと涙がこぼれた。
(貴方は私のこと、どう思ってるの……?)
声にも言葉にも出来ない気持ちを押し流したくて、涙を流し続けた。