愛★ヴォイス
(ううっ……最近サイトのアクセス数が気になって、仕事に身が入ってなかったからなぁ)
部長から個人的に呼び出しを受けるなんて、きっと自分は余程のミスをしでかしたに違いない。
部長の程良く締まった足首と、カツカツと響くピンヒールに目を凝らしながら、私は自分の仕事の内容についてぐるぐると思いをめぐらせていた。
すると。
「あ!麻里さん、お疲れさまです」
聞き覚えのある声に顔を上げると、そこにはーー
「み、三田君?!」
「真下さん、ご無沙汰しています」
恭しく一礼する三田さんの笑顔は、あの夏の合コンで私たちをエスコートした時以上に磨きがかかっている。
本家イギリスバトラー協会(?)も太鼓判を押すであろう身のこなしで、部長の手荷物を預かる姿は、胸の弁護士バッヂがなければ有能な秘書に他ならない。
(ーーん?)
私はふと何かに違和感を覚えた。
(さっき三田君が呼んだ“麻里”ってーー)
部長から個人的に呼び出しを受けるなんて、きっと自分は余程のミスをしでかしたに違いない。
部長の程良く締まった足首と、カツカツと響くピンヒールに目を凝らしながら、私は自分の仕事の内容についてぐるぐると思いをめぐらせていた。
すると。
「あ!麻里さん、お疲れさまです」
聞き覚えのある声に顔を上げると、そこにはーー
「み、三田君?!」
「真下さん、ご無沙汰しています」
恭しく一礼する三田さんの笑顔は、あの夏の合コンで私たちをエスコートした時以上に磨きがかかっている。
本家イギリスバトラー協会(?)も太鼓判を押すであろう身のこなしで、部長の手荷物を預かる姿は、胸の弁護士バッヂがなければ有能な秘書に他ならない。
(ーーん?)
私はふと何かに違和感を覚えた。
(さっき三田君が呼んだ“麻里”ってーー)