雨女×晴男







そして、僕が食べ終わる少し前に



――――カタンッ



少し遠くで小さな音がした。





「・・・・誰かいるの?」




僕が小さく問う。
すると


「最初からいたのは俺なんだけどね。」
と言いながら男の人が出てきた。



『誰だろう』
よりも
『向こうにも屋根あったんだ』
と僕は思った。



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