雨女×晴男
そんな冬樹は片思い中。
・・・どうでもいいけど。
―――――ザァァアアアアァア
今日は生憎の雨。
なんというか珍しい。
俺は属に言う晴れ男らしい。
学校行事で俺が楽しみにしていた
ものが雨で中止や延期になったことは少なくとも
今まで一度もない。
そして、必ず雲ひとつ見当たらない晴天となる。
そんな俺、月城晴斗。
明日からは高2となる。
そして押し付けられた生徒会で
在校生代表として入学挨拶をしなければならない。