君に伝える。
修旅に行けない体っ!?
ドラ○もんみたいな道具があるの!?
♪テレテッテッテレ~♪
“修旅に行けなくなる薬ぃ~”
「何を想像してんのかは分からんけど、
麻子は2週間、病院で過ごすやろなぁ」
「……ケガ、させるつもり?」
「そうに決まってるやろ」
なるほど。
全てが繋がった。
野乃花ちゃんは、あたしを修旅に
行けなくする為にココに呼び出したんだ。
「アンタなんか簡単に病院送りにできる」
「えぇー!?ひどいよ、怖いよぉ」
「誰も助けに来てくれへん。
さっさとボコろか」
野乃花ちゃんが指をパチンと鳴らす。
それを合図のように、3人の女子が出てきた。
「え、誰!?」
「麻子と同じ学年の子だよ。やっちゃって」
すると突然、腕をつかまれ、ねじあげられた。
「痛てててて!!」
「どう、別れるならやめるけど?」
別れる?
そんなことするわけないじゃん。
その瞬間、あたしの中で何かが切れた。