君に伝える。


教室――――――――――

「ちょ、原岡君!?これは一体...?」
「シッ黙って」

今のあたしの体勢。
教室のドアの陰に隠れるようにして、

しゃがんでいます。

腰が痛いよぅ。

隣には、原岡君。
これまた同じような体勢。

「ね、ホントに何?」
「後で話すから、今は黙ってて」

後でって、今話して欲しいんだけど。
もう、足腰が限界まで達してる。
ズキズキとしびれる脚。

うぅ、もうダメだー!

そう思った瞬間。
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