君に伝える。




――――――――次の日。



「あーさーこぉーーーっ!!!」
「彩菜ぁ。おはよう」
「おはよう。..じゃねぇよ!昨日さみしかったんだよぉ。一人で帰って」
「ゴメンね、でも文句はうっちーに..」
「なんだよたっくんとラブラブしちゃって」

あ、且元さんだぁ。
原岡とラブラブ?
何の話かなぁ...

「何の話とか思ってんじゃねぇよ!」
「すごい!且元さん心読めるの?」
「はぁ!?んなもん見てりゃ分かるよ」
「へぇ!そんなにあたし達理解し合ってたんだね!?友達なんだぁ!わぁー」
「ちげぇよ!意味不明だよ」
「じゃ、じゃあ...」
「そうだよ、おめぇとは友達じゃねぇ..」
「え、エスパーなの...?」

あたしが言った瞬間、教室は笑いの渦。
なんか最近、あたし笑われてる?
嫌だなぁー。

< 50 / 262 >

この作品をシェア

pagetop