君に伝える。

彩菜 side



あたしは彩菜。
麻子の唯一の理解者で、
麻子の唯一の大親友。
麻子に友達がいっぱいいても、
彩菜ほど気が合う友達はいない(はず)。

ただ今、イケメンに恋をしています。


「麻子、彩菜思ったの」
「何をー?」
「彩菜イメチェンするよ」
「へぇ~!なんで?」
「今時おさげは地味だし古いでしょ」
「うーん、そうかなぁ」
「そうだよ!彩菜ね、髪の毛切る!」
「頑張ってね。あたし応援する」

麻子に背中を押され、
美容室へ。

「もう、バッサリ切ってください」

変わるんだ、彩菜は。
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