泣き恋心
楼栗side
「楼栗ー!おかえりー!どうだった?」
「ん?屋上にいたよ!」
「いやいや!そこじゃなくて!どこに行くとかのアドバイス!」
「あっ!そっちね!えっとねー!ディズニーランドとかは?って言われた!」
「あー!私もまだ行ったことなかったんだよねぇ」
「私もだよ!そこにする?」
「そうだね!楽しみー!」
そして授業を受けて放課後になった。
叶矢たちと合流した。
「ねぇ?ディズニーランドはどう?」
「おっ!いいかも!なぁ叶矢!」
「…あぁそうだな」
あれ?叶矢?機嫌が悪いのか…?どうしたんだろ…。
「ということで行先はディズニーランドに決定!」
「日にちはどうするんだ?」
「うーん…私は早い方がいいかも!」
それはそうかも!私も早い方がいいなぁ。
「私もなるべくなら早い方が!」
「じゃ来週の土・日でどうだ?」
「私はいいよ?」
「私は愛子さんたちに確認してから!」
「俺はいいよ?叶矢は?」
「…いいよ」
真面目にどうしたんだ?怒ってる…。
するとちえりがコソッと
「もしかして紅くんと一緒にいるところ見られたんじゃないの?」
え?でも会ってただけでやましいことなんて…。
「それはないでしょ!」
「わかんないよ?ということで涙梨と私は帰るね!じゃ!また月曜日ね!」
そしてルンルンとちえりたちは帰って行った。
「私たちも帰ろうか!」
「…あぁ」
どうしたの?なんで怒ってるの?
「ねぇ…なんで怒ってんの?」
「…紅と屋上で何してた?あそこ、入れないだろ?」
見られてたんだ…。
ちえりの感って当たるなぁ。