泣き恋心
月日は流れて
早いこと春休みが終わり新たなる新学期が幕を開ける。
今日から私たちは3年生。
これから先のことはちえりともちゃんと春休み中に話し合った。
叶矢たちに内緒で…ね?
「おはよ!ちえり!」
「あー!おはよ楼栗!」
「今日からだね!私たちの夢に向かっての勉強は」
「そうだね!勉強は嫌だけど…私たちで決めたことだから頑張ろうね」
「うん!同じクラスだといいけどね」
「でね!でも私たちなら大丈夫じゃない?」
「そーかも!」
私たちは急いで学校に向かった。
クラスを見ると見事に同じクラスだった私たち。
二人でキャーキャー言っていた。
それから教室に行くと優利と水口もいた。
二人も同じクラスなんだ。
皆同じってなんだか嬉しいかも!
「おはよー!」
すると紅も入ってきた。
紅は同じだとすぐにわかった。
一緒に確認したから…。
一緒だといいなって思って。
「おはよー紅!」
「今日からまたよろしくお願いします!」
「こちらこそ~」
「一緒でよかったね!」
担任も同じか…。
正直新しい先生がよかったって皆は言うけど私は変わらなくて良かったと思っている自分がいた。
それに新学期だと言うのに…進路の話。
でもそれは私にとっては大事な話だ。
私とちえりは一緒に看護の道に進むことになった。
春休み中に話し合った結果、そうなったんだよね。
これからの学校生活は頑張らなくちゃいけないな。
それから私たちは勉強などを頑張って行った。
紅も彼女を幸せにできるよう、いろいろ考えているらしいし彼女も紅と一緒に居られて嬉しいみたいだし。
私とちえりは互いに切磋琢磨しながら看護の試験に向けて頑張っていっている間に、どんどん月日が流れて行った。
私たちは看護の専門学校に推薦で行くことになった。
見事合格したのである。
優利も栄養学校の推薦を控えているため今は、必死で勉強中。
水口はというと…かなりレベルの高いところに合格していた。