泣き恋心
それから6か月経って…学園祭の時期になった。その学園祭の日に叶矢に返事をすることにした。
やっと叶矢のことが好きだと気付いたんだ。
叶矢はまだ私を好きでいてくれるだろうか…。
不安もあったが私が叶矢を好きなことは変わらないのだから。
でも叶矢に返事をするタイミングがつかめない…。
どうしよ…そう思った時…
「あれ?楼栗?どうしたんだ?」
「え?あっ…紅…」
「どうした?」
「うん…叶矢に学園祭の時に返事をしようと思うんだけど、いつしたらいいのかなって…」
そうだ!こーゆーときは…相談したらいいんだ!
私は紅にいつ伝えたらいいのかを相談した。
「なるほど…まぁ学園祭近いからさ、一緒に回って…静かなところで伝えたら?」
「でもお客さんいっぱい来るし…」
「大丈夫だって!お前ならやれるって!頑張れ!」
紅は私の背中を叩いた。
「うん…!ありがとう紅!相談してよかった!」
「おぅ!でも妬けるなぁ…やっぱ別れなきゃよかったぁ~」
「え?///」
「ウソ嘘冗談!頑張れよ!」
そう言って紅はどこかへ行った…
さっきの言葉…もし本気だったとしたら…すごく申し訳ない気持ちだよ…
でも…紅には…必ずいい人が現れるから…紅も頑張って!
勇気をくれてありがとう…私ちゃんと伝えるから…。
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数日後…クラスでは学園祭の決めものが始まった。
ある男子は…「メイドがいい~」や「A〇B」とか言って…
ある女子は…「執事~キャー!!」や「ホスト~」とか…
私的には全部却下…恥ずかしいし…このクラスはオタク系ばっかなのかと思ってしまったぐらいだ…でも私たちのクラスは…
男子が執事で女子がメイドの喫茶店をすることになった。
紅と私は気分が悪くなるほど最悪で…
「どうしよ…こんな姿…叶矢には見せられない…!」
「俺だって…“お嬢様”なんて…言いたくないよ…」
「「はぁ…」」
叶矢のクラスはなんだろうなぁー。きっとまともなんだろうな…
でももし叶矢が執事だったらと考えたら…キャー///
「おーい!なにニやついてるんだよ…」
「あっ…///」
私はニやついた顔を紅に見られてしまった…ますます私は赤面に…