泣き恋心
ビックリしたぁ…やltるぱり苦手だよぉ…。そんなことを思っていたのもつかの間で…
「うぎゃー!!」「ミギャー!!」
「大丈夫!大丈夫!次行こう!」と叶矢は楽しそうだった。
やっとお化け屋敷から脱出した私たちはカフェへと足を運んだ。
「えっと…楼栗…大丈夫?」
「うん…なんとか…ハハハ…」
「なにか飲む?コーヒー?それとも…ポン酢でも飲む?」
「ポン酢は飲めないでしょ!」
「あ!そうだった!ごめんごめん!じゃぁコーヒー持ってくるわ!」
「うん!ありがとう!」
そう言って叶矢はコーヒー売り場に行った。
こうしてみると本当に恋人同士みたいに見える…。
はやく後夜祭にならないかな…はやく仮の紅人から本物の恋人になりたい。
「ん!おまたせ!カフェラテで良かった?」
「うん。ありがと。いただきます!」
「どうぞ!」
ふたりはそれからコーヒーを片手に家族の話やドラマの話などをたくさん話した。
「全校生徒のみなさん!今日はお疲れ様でした。今回の売り上げは学校のために使わせていただきます。」
「「えぇー!?」」
「みなさん“えぇー!?”と言っているかもしれ奈線が、仕方のないことなので文句のあるやてゃ校長に言えッ!!この学校は貧乏なんだよ!禿の校長に文句言え!」
「あのクソピカピカハゲぇー!」「ウギャーミギャー!!」
皆すごい…てか放送の人ちょっと言い過ぎじゃない!?(ちょっとどころじゃないんだけど)
「でもまぁ…学校のためなら仕方ない…」
「そうだね…私はほしかったけどなぁ…な~んてねっ♪」
「はは!!実は俺も!」
「そうなの?なんだ!二人とも一緒じゃんね!」
そして私たちは笑いあった。
すると…
「みなさん!今日の学園祭、お疲れ様でした。今から後夜祭を始めたいと思います。みなさんお待ちかね!後夜祭で行うキャンプファイアーの告白タイムが始まります!ジンクスを信じる方、信じない方グラウンドに来~い!!」
「そろそろ行きますか!」
「う、うんそうだね!」
もうこんな時間。なんか緊張してきた。
返事するだけだけど…怖い。
グラウンドに向かう途中
「…なぁ」
「ん?何?」
「もうそろそろ返事くれる?」
え…?今から言おうと思ってたのに…。
「もうこの関係キツイんだけど…。」