泣き恋心


「あっ…荷物…どこに置いたらいいかな?」

私は逃げるように話をした。
だって恥ずかしいもん///

「ソファーの上に置いてていいよ!その方がいいと思うし」
「わかった。じゃぁ置かせてもらうね!」
「うん。あっ…今日の夜どうする?何がいい?」
「う~ん…じゃぁ…ハンバーグでいいよ!叶矢のハンバーグ食べてみたいし!」
「わかった!じゃぁ俺頑張って作るな!材料きれてるから買いに行こうか!」
「うん!行こ行こ!」

私と叶矢は一緒に近くのスーパーへと足を運んだ。

「えっと…玉ねぎ、にんじん、ひき肉…卵…」
「詳しいんだね!さすが叶矢!」
「俺は別居してけっこう経つからね」
「へぇ~そうなんだ!じゃぁ結婚したら叶矢は頼りになる旦那様になるね!」
「楼栗だってきっといい奥さんになるよ!」
「そうかなぁ~///」
「そうだよ!絶対いい奥さんになるって!」
「じゃぁ…私はそう信じていい奥さんになりますよ~!だあからさ、叶矢もいい旦那様になってね!」
「もちろん!いい旦那になる予定だし!」

叶矢はきっといい旦那様になるよ…だって、優しくて、料理もできて…。
だからいい旦那様になるって私は思うよ…叶矢。
そう心の中でつぶやいた。

「どした?楼栗。具合悪りぃーの?」
「ううん!大丈夫!さっ早く帰ってつ~くり~ましょ!」
「そうだな!」

叶矢はレジに行き、会計を済ませて手をつなぎ一緒に帰った。

「ただいま~!あっ荷物貸して!」
「うん!ありがと!」
「じゃぁ材料以外出しといて、他のやつは直そうか!」
「うん!」

私は材料だけキッチンに置き、叶矢は材料以外を直した。

「手洗って?今から作る準備するから」
「うん!わかった!」

手を洗いキッチンに戻ると叶矢が玉ねぎをみじん切りにしていた。
私はそれを眺めていた。
なんで眺めてたかって?もちろん凄いなって思ったからだよ!

「ん?楼栗?どした?」
「ううん!なんでもないよ!」
「そっか。じゃぁこれやってもらえる?」
「わかった」

叶矢から仕事を渡されたのですることにした。
それからテキパキと準備が進み。

「できたー!おいしそう!」
「ホント?ありがと!」
「うん!早く食べよ!」
「そうだな!」

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