泣き恋心


テーブルの上を片づけて、ハンバーグを並べた。

「それじゃ…いただきまーす!」

私はハンバーグを一口食べた。

「…おいしい…!おいしいよ!叶矢」
「…それは良かった!うまく作れてよかった!」
「また作ってね!」
「おぅ!」

私たちはご飯を食べ、食器を片づけた後、ちょうどつけたらあっていた「西部警察22時」を見て、「100日目の水曜日」を見た。

「こわ…叶矢…怖いよこのテレビ…」
「大丈夫だって…。テレビだから!」

キエェー!!
「うわぁー!」
「叫んでんじゃん!叶矢!」
「まぁ今のは…仕方ない…」

やっと「100日目の水曜日」が終わり、時刻は21時を回っていた。

「あっ…楼栗…先に入りな?お風呂…」
「えっ?いいの?」
「うん!俺はそれまでテレビ見てるからさ」
「わかった!じゃぁ…お借りします!」
「どうぞ~」

私はお風呂場に行き、洗い終わった後湯船に浸かった。

「フゥ…明日…楽しみだなぁ~ちえりたち、今ごろラブラブだったりして」

そんなことを考えながら湯船に浸かり、しばらくして上がった。

「おまたせ~…ってあれ?叶矢?」

叶矢のいるリビングに行ったは良いもののそこには叶矢の姿はなかった。

「叶矢~?どこ~?」
「………。」
「もしかして寝ちゃったのかな…?」

私は寝室を覗いてみた。そこにはスヤスヤ眠っている叶矢の姿があった。

「叶矢~…お風呂あいたよ~?…ったく…布団かけないと風邪ひいちゃうよ…」

私が布団を手に仕掛けた時だった。
パシッ

「キャ!」

私は手をつかまれたまま別途に倒れた。


「…叶矢~起きてるなら返事して…よ…」
「どした?楼栗…?」
「叶矢…どいてくれるかなぁ~…私…テレビ…てか紅白見たいの…」



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