泣き恋心
「明日帰るね!私!」
「うん。次…いつ会える?」
「う~んわからない…会える日はメールするから…」
「わかった!」
「あれ?叶矢の家に灯りがついてる…家…出るとき消したよね?」
「多分…消した…けど…」
「え…じゃぁ…何で…?」
私たちは急いで叶矢の家に向かった。
「じゃぁ…開けるぞ…」
「うん…」
ガチャ…。
ガタン…
「物音がしてる…もしかして泥棒?」
「まさか…。じゃぁ…開けるな!せーの…」
「誰だー!」
私たちは叫んだ。
「あれ?あー!叶矢…やっと戻ってきた!」
そこには女の人がいて叶矢に抱きついた。
「えっえっ…ちょっ…」
「ん?なーに?この可愛い女の子は~!もしかして…初カノ?」
「まぁな…」
えっちょっとー…説明してー…と心の中で叫んだ。
女の人は私にも抱きついてきた。
「可愛い=!!初めまして!叶矢の姉の美叶です!よろしくね!あっ!あと今日ここに泊まるから!よろしく叶矢!」
「えぇー!!」
姉の美叶同上で私は戸惑いを隠せなかった。
最後の夜はなんと美叶さんと3人で過ごすことになった。
「ねぇ楼栗ちゃん!質問していい?」
「は、はい!どうぞ!」
「叶矢とはどうして付き合ったの?」
「え…最初は仮の恋人として付き合ってたんですけど、それからだんだん好きになっていって…」
「へぇ~手はつないだの?」
「はい!つなぎました。」
「キスは?」
「し、しました///」
「じゃぁ…エッチは??」
「ブーッ!!」
私はお茶を美叶さんに吹き出してしまった。
「そんなに動揺しないで?ハハハ!」
「す、すみません!!大丈夫ですか?」
「大丈夫!大丈夫!気にしないで?ハハハ」
「姉貴が変なこと言うからだって!」
「いいじゃない!楼栗ちゃんは昨日からって言ってたわね~!ってことは…昨日したのね?」
「へ?てか…してないよ…ね…?叶矢…」
「いや…したって確信したもの…だって楼栗ちゃん…鏡見てごらん?」