泣き恋心
「え?あ…うん」
「ちゃんと断ったんだろ?俺がいるだもんな?」
「あたりまえ!叶矢だけだっていつも言ってるじゃん!」
「わかってるし!」
そして私たち4人はそれぞれ家に帰った。
そして翌日。
今日は新1年生の対面式がある。多分、昨日の子たちもいるんだろう。
まぁいいや!私には叶矢がいるから!
そして対面式の時間になった。
私たち2年と叶矢たち3年はもう並んでいた。
「楼栗~!」
名前を呼ばれたので振り向くと…叶矢が手を振っていた。
私も叶矢に向かって手を振りかえした。
「何やってんのよ楼栗!校長が見てるよ!」
「え?あ…すいません…」
そう…私は先生側の列に並んでいたのだ…。
はぁ…と思ってると…
「新入生入場!」
緊張している様子で1年生は入場してきた。
なんだか昔の私たちみたい…。
「では新入生代表!堺 祐介」
「はい。」
名前を呼ばれた子はマイクのところに立った。
私はその子を見てハッとした。
「ちょっ…あっ…あれ…」
「うん…私に告白してきた子だ…」
代表の堺 祐介とはちえりに告白した子だった。
そして堺くんの挨拶が合わるとちえりを見てニコッと笑ってきた。
「今…ちえりのこと見て…笑ったよね?」
「うん…」
「あっ…ちょっと…ちえり!涙梨がすっごい睨んでるよ!」「うわっ!どうしよ…怖い…」
「ま…まぁ…大丈夫だよ…うん!大丈夫だって!」
でも私は思った。堺くんはきっと…殺られるだろう…。
美辞ではないが、対面式が終わり、昼食になった。
私たち4人は屋上に行こうとしていると上から。
「先輩!楼栗先輩!」
「あっ…この前の…」
「俺、千賀 カナタっていいます!名前覚えてくださいね!」
「え…うん…」
そこには叶矢が割り込んできた。
「こんな奴の名前、覚えなくていい!行くぞ!」
「え…あっ…うん…」