泣き恋心
「よし!席に座れーHR始めるぞー!」
「先生ー!なにするんですか?」
「今から言うから早く座れー」
「座れ座れってうるせんだよモアイが!」
と水口はいった。
あっ…それは言っちゃダメだよ…水口…。そう思ったのもつかの間。
水口はモアイ…いや、日高に10発殴られてしまった。
「さぁ…て…HRは来週の遠足のことだ!今年は」
「イースターサファリパークだ!動物園だぞー!!」
「イースター」って…モアイ…まぁこれを言ったら私まで水口のように…
胸に秘めておこう…
「日程は4月15日金曜日だ!持ち物はプリント通りだ」
「えっと…持ち物は…シート、弁当、水筒、おやつ…かっこ…バナナはおやつにはいりますって…えっ?入るの?」
「ん?どした宮田」
「ひゃっ!何でもないです!」
「そうか…質問あったらいえよー!!あっよくあるらしいが、動物園にいる豚のピーチを追いかけて楽しんでいるらしいが今年はないように」
「ピーチって速いって噂だよね?ホントに速いのかな」
「やって見ようぜ!」
「だからダメって言ってるだろー!!」
なんだかんだでモアイのHRは終わり、私とちえりは一緒に叶矢たちのところにいった。
「遠足…動物園だよね!」
「あぁ俺らも聞いたよ!ピーチのこと」
「そうそう!ピーチってさ速いの?」
「先輩の話では追いかければ追いかけるほど速さ増すってさ」
「へぇ~すごい!先生は追いかけるなって言ってるけどやっちゃう?」
「だね~やりたい!」
「俺らはやるつもりだけど?」
「ホントに?じゃあ私達も!」
「そうだねぇ~」
「もしバレたらモアイが黙ってないかも‥」
「まぁそのときはそのときだしなんとかなるよ!」
「そうだよね~!」